イントロダクション
2019年6月18日(火)、大阪市中央区で京阪神ビルディング株式会社(証券コード8818)の第96回(期)定時株主総会が開催されましたので、一株主として参加してまいりました。
この記事では、その様子をご紹介します。
定時株主総会の概要
招集通知書
招集通知が2週間前に届きました。
決議事項
決議事項は3つあります。
①剰余金の配当の件
②取締役4名選任の件
③監査役2名選任の件です。
すべて「賛成」の意思表示をしました。
開催場所
開催場所は、上の画像にあるように、本社近くのヴィアーレ大阪(ホテル)の2F「安土の間」です。
開始時間は、午前10時ちょうどです。
当日は、地下鉄御堂筋線「本町駅」から歩いていきました。会場到着まで4分くらいでしょうか。「本町駅」③番出口には、社員と思われる方の道案内があったりするので迷うことはないと思います。
Google Map
ホテルエントランスです。9時20分頃の到着です。
定時総会も96回目と、かなりの老舗企業といえます。
なにしろ前身の京阪神競馬㈱創立が1948年(昭和23年)ですからね。
※半年が1期の時代もあるので、必ずしも回数が年数とは一致しません。
総会会場は、2階の「安土の間」です。入口のエスカレータに乗るとすぐそこです。
会場入口
入場票
ちなみに、法人投資家としての参加です。
総会お土産
総会土産は、アンリ・シャルパンティエさんの『プティ・ガトー・アソルティ(12個入り)』(定価1,080円)でした。
一口サイズのお菓子が12個入りです。
年々総会土産を取りやめる会社が多くなる中、京阪神ビルディングは毎年ご丁寧に用意してくれています。
毎年お菓子の内容が変わるなど、参加する株主にはちょっとした楽しみになっているようです。ぜひ継続してほしいですね。
感想
会場内は撮影禁止でこちらの画像しかありませんが、たくさんの株主が参加されていました。
株主からいくつかの質問や要望が経営陣に伝えられました。
特に大株主(第2位)のファンド株主から多くの質問がなされました。
主に経営陣(三井住友銀行の天下り先という皮肉)、コンプライアンス(経営陣による私物化という皮肉)、株主優待(クオカードに変更に伴うコスト増加批判)、そして経営責任(時価純資産価値からみた低株価批判)と株価対策(低株価の浮上策)に関するものでした。
これらの質問について、南社長は真摯に、そして的確かつ丁寧に回答されていました。
最近はこうしたハイテク機器を株主総会の進行に利用しているようです。
株主総会というのは、本来、株主と経営陣とが直接相対して真剣討議する貴重な会議の場なんですよね。たまに熱くなって、厳しいやりとりがあることもありますがこれも総会の醍醐味といえるでしょう。株主は大事な虎の子を会社に託していますからね。1時間ほどの熱のこもった有意義な会議でした。
私の投資会社で投資している銘柄は10数銘柄を超えますが、京阪神ビルディングは最も含み益に貢献している銘柄で、しばらくは持続的に成長してくれそうな銘柄と考えています。
業績面は足元、過去最高値で、地盤の大阪にデータセンタービルを、首都圏に最新鋭のオフィスビルを新築するなど将来への投資も抜かりなく行っています。
不動産業界は現在、空前の好景気の状況にあるようですが、世界的に景気減速の可能性も出てきているので先行きが少し心配です。しかし、この銘柄は株主優待&配当目的の長期投資用ですからそれほど気にしておりません。
堅実に商売してもらえば、株主としては特に言うことはありません。
総会土産を楽しみに、来年も参加したいと思える株主総会でした。できれば株価も高値を更新した状態を期待しています!
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