「一人(ひとり)投資会社」とは、個人形態で行っている投資活動を、法人化して投資事業として行うことです。
このひとり投資会社では、投資事業だけを専ら行い、他の事業を兼業することはありません。
※会計処理と消費税の関係上、簡便・有利にできる投資専業を前提としています。
また、通常の会社とは異なり、社長(役員)一人だけで運営します。
このときの投資運用資金は自己資金(資本金や社長借入金)を利用します。
※他人資金(他人借入金や出資)を利用すると許認可(投資運用業や金融商品取引業)の問題があるため、ここでは想定していません。
この法人化には合同会社又は株式会社形態がありますが、どちらも設立ハードルはそれほど高くなく、法人化を合同会社形態で行えば、株式会社形態ほど費用はかかりません。
自力設立(合同会社)の場合、7万円(ほぼ法定費用のみ)もあれば設立できます。
そのため、サラリーマンやOLでも少額で簡単に設立できます。
もちろん、この「ひとり投資会社」の設立には多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
大抵の場合、メリット(節税メリットなど)の方がデメリット(運営コストなど)より大きいので、「ひとり投資会社」の設立を十分に検討できます。
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